少し前から気になっていたゲームがあったので、今回ご紹介します。
『サバイバーズ・ギルト』というゲームで、巨大地震による被災を疑似体験できるアドベンチャーゲームです。
地震大国、日本。
誰でも被災する可能性があります。だからこそ、防災の知識や日頃の備えが、どれだけ大切かを考えさせられます。
「サバイバーズ・ギルト」ってどんなゲーム?
「サバイバーズ・ギルト」は、巨大地震による被災を疑似体験できる、サバイバルアドベンチャーゲームです。
主人公は、昼食の買い出しに行った帰りに巨大地震が発生し、乗っていたエレベーターに閉じ込められてしまいます。
今現在手に持っているスマートフォンと飲食物で何日生き延びられるのか!
いつ救助されるのかも分からない緊張感の中で、どんな行動をとるべきなのか?
ゲームなのに、なぜか今本当に被災したかのようなドキドキ感と、手に汗握る展開が待ち受けています。
それと同時に、防災知識や日頃の備えがいかに重要かを学ぶことができ、また被災者同士のコミュニケーションや励まし合いなど、人と人との絆が胸を熱くするゲームでもあります。
「サバイバーズ・ギルト」の魅力と特徴
地震での被災を疑似体験できる
地震は突如発生し、緊急地震速報が鳴り響いたとしても一瞬で揺れが襲ってきます。
自宅だったら防災グッズがきちんと備えられていてるかもしれません。
しかし、このゲームは職場のエレベーターの中という極めて狭い空間での被災です。
窓もない。
非常用のインターフォンを押しても応答がない。
救いは、
スマートフォンを持っていること。
買い物の後だったので少しの食料や飲料があること。
いつ救助されるか分からない状態の中、手に持っているものを使いながら、最善の行動をとる必要があります。
生き抜く為の行動や緊張感がリアル!!
エレベーターに閉じ込められた主人公は、助けが来るまで水を飲んだり、誰かに電話をしたり、食べ物を口にしたり色んな行動をとりながら、救助が来るその日まで生き延びるのが目的です。
しかし、主人公が何か行動をするたびに体力や精神力が減っていき、空腹になり水分量も低下していきます。
特に体力の低下には気をつけないといけません。行動をするにはまず、体力が必要ですから!!
体力が減ってきたな。と感じたら、なるべくこまめに休憩して回復するようにしましょう。
体力が低いと風邪をひいたりする確率が高くなるので、そこは絶対に避けたいところです!
また、所持している食べ物や飲み物は、時間の経過とともに腐っていきます。
とてもリアルですね。
食べ物や飲み物がないと主人公が死んでしまう!!
おすすめの飲み物はお茶か水です。腐らないので、なくなるまでずっと飲み続けることができます。
食べ物もなるべく日持ちのするものや、腐らないチョコレートなどを選びましょう。
ゲームなのに、そんなことを色々考えていると、もう吐きそうになります。
被災者同士の助け合いに胸が熱くなる
プレイヤーが閉じ込められたエレベーターの近くには、瓦礫の下敷きになってしまっている女性「鹿野さん」や、エレベーターの保守点検に来ていた男性「加古川さん」がいて、プレイヤーと共に救助を待っています。
プレイヤーはスマートフォンを持っているので、妹や親友と通話をすることもできますが、同じ被災者の鹿野さんと加古川さんとは特に励まし合い、色々な会話をしながら救助を待つことになります。
お互い姿は見えないし、地震が起きなければこの先話をすることもないであろう人々が、こんなにも心強い存在になるのです。
彼らにも家族がいるので、どうか無事に救出されて欲しいと願うばかりです。
プレイしてみよう
まずは難易度の設定をします。
「EASY」「NORMAL」「HARD」「SURVIVAL」の4つから選べます。「HARD」と「SURVIVAL」は死亡した場合コンティニューができないので、最初は「EASY」がおすすめ。
主人公の名前を決めて、その他色々な設定がおわったら、いよいよスタートです。
プレイヤーはいつものように会社に出社して仕事に取り掛かります。
社長に声をかけられ、「電波増幅アダプター」を渡されます。
これがこの先の命をつなぐ最重要アイテムとなることを主人公はまだ知らない・・・。
ひと段落したら、忙しそうな社員のために買い出しを申し出ます。
社員4人に声をかけ、その人たちの分を買いに行きましょう。
ここでの買い物の内容は、プレイヤーが生き延びるための重要アイテム選びとなっています。
食べ物や飲み物の他に、マスクや絆創膏、カイロなどもあるので、重要だと思われるアイテムをじっくりと選びましょう。
この時点で頭をフル回転させているので、とても疲れます。
買い出しが終わってエレベーターに乗っている途中で緊急地震速報が鳴り響き、地震が発生します。エレベーターがストップして閉じ込められるので、ここから主人公のサバイバルゲーム開始です。主人公の行動はターン制です。食べる・飲む・電話する・叫ぶなど、何かひとつの行動につき1ターンとなっています。
スマホが圏外になっているので、社長にもらった「電波増幅アダプター」を使うと電波が少し入るようになります。
「119」に電話をして助けを求めましょう。
妹や親友に電話をかけたり、たまに助けを求めて叫んだり、食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりしましょう。そして、それらの行動をするたびに体力などのパラメーターが悪化していきます。
あまり色々と行動しすぎると体力が減っていくので、「休憩」を取り入れましょう。
「休憩」をすると、満腹や水分のパラメーターが少し悪化することになりますが、体力が大幅に回復するので、体力が減ってきたと思ったら無理をせずに一休みするのも大事なのです。
まとめ
「サバイバーズ・ギルト」は、巨大地震による被災を疑似体験できる、サバイバルアドベンチャーゲームです。
地震によって閉じ込められたエレベーター内で、食料や水で飢えをしのぎながら、誰かの気配を感じたら外に向かって大声で叫び、主人公を心配する妹や親友とスマホで会話をします。
同じように被災した人たちともこまめにコミュニケーションをとって精神を安定させ、救助されるまで生き延びなければいけません。
被災の状況がとてもリアルなので、日頃の備えの大切さが伝わってきます。
実際に被災された経験のある方は気持ちの良いゲームではないと思いますが、経験がまだない方には是非ともプレイしてほしいゲームとなっています。
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